長崎教会群の世界遺産登録見送り

今年の夏の世界文化遺産登録を目指していた、長崎の教会群とキリスト教関連遺産について、政府は今月9日の閣議で、ユネスコ(国連教育科学文化機関)への推薦を取り下げることを決めました。
2018年以降の登録に向けて、内容を見直し、再提出するといいます。
長崎教会群は、国宝「大浦天主堂」などといった、14資産で構成されています。
キリスト教伝来から徳川幕府による弾圧を経て、明治以降に復活するまでの一連の歴史的価値を訴えています。
文化庁によりますと、事前審査したユネスコ諮問機関は、1月15日付の中間報告書で「日本でのキリスト教文化の特殊性は、2世紀以上にわたる禁教期にある。その、禁教の歴史的文脈に焦点を当てるべき」と、内容の見直しを要望しました。
「登録」など、4段階ある勧告のうち、下から2番目となる、「登録延期」に相当する表現だったといいます。